《ご挨拶》
本日は、九州文化財研究所の創設25周年事業に参加いただきありがとうございます。私どもの会社は平成5年に法人登録し25周年を迎えました。
これまで、埋蔵文化財の発掘調査をはじめ、国指定の佐敷城や人吉城、八代城、熊本城、鹿児島(鶴丸)城など多くの調査を行っております。最近では、神社仏閣の総合調査もできる体制になり、実績を積み上げて参りました。
また、ノーベル物理学賞受賞者の益川敏英博士を招いての講演会やシンポジウムをはじめとして、歴史や文化財に関する講演会を開催しており、今回の企画もこの一環です。さらに、職員が歴史講座などで講師を依頼されることも多く、これらの成果を編集して出版を行っています。
他にも、社会貢献として平成28年に発生した熊本地震に際して熊本県教育庁へ復興支援の寄附を行い、地域に根ざす文化財の専門企業として積極的に取り組み、その責務を果たしています。
このようななかで、私が一番強調したいのは、私どもの職員は文化財に関わる仕事をしたくて全国から集まった、まさに「文化財を愛する専門家集団」であるということです。職員たちは、博士号取得者をはじめとして、歴史学や考古学の専門の研究者たちです。その専門範囲は、旧石器時代から近現代までと幅広く、また科学系の分析も可能です。多分野にわたる文化財調査が可能な組織は、全国的にみて余りないと自負しております。
いただいた仕事につきましては「まじめに・誠実に・きっちり」をスローガンとして取り組み、フォローも「しっかり」行って参ります。
これからも熊本・九州を拠点に活動する企業として社会責任を果たして参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
平成31年2月9日