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  書籍「土器の実測をしよう!」 

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    《 推薦のことば 》NEW

   “土器の実測をしよう!”


 三次元の遺物の特徴を理解し、二次元に描き表すという作業を伴う土器の実測には
多くのつまずきが付き物です。
 石器実測本と同様に、多くのイラストを取り入れてわかりやすく解説しており、
視覚にうったえながら実測初心者の疑問を解決に導く入門書です。

編著者 小畑 三千代
出版者 九州文化財研究所



 本書に誤りがありましたので、訂正致します。
訂正の内容につきましては、下記のリンク先をご覧ください。
 読者の皆さまならびに関係各位にご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。

訂正内容はこちら









  




推薦のことば


 土器の素材は粘土だ。その可塑性に富む性質は加除修正が効くので、思惑をこめてイメー ジ通りに仕上げることができる。それだけに、それぞれの個体の属性には独自の特色とと もに、他の個体との共通性が反映される。それらの詳細な検討によって正確な空間的時間 的な位置づけを与えることができる。こうして土器は歴史的事実に止揚される。
 そのためには、まず土器の観察が必要である。観察は、あくまで個人的作業であるが、 その成果を客観的な情報に変換するのが実測図である。この理屈はよく解っても、直ちに 実践に移せるわけではない。ちゃんとした手引きが必要とされる。ところが国内外の考古 学の世界に適当なテキストが皆無に等しいのである。
 本書は、その穴埋めに適う恰好な内容を備えていて見事である。すでに『石器の実測を しよう!』を世に問うていて、文字通り両書揃って姉妹のデビューだ。
 必ずや学界に資することを確信し、推薦するものである。


  2013年7月


國學院大學名誉教授 小林 達雄