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当シンポジウムは令和5年10月29日(日曜日)開催・終了しました。

 関ヶ原合戦について、これまで、その戦闘の展開が注目され、軍記物や編纂史料によって東軍と西軍に二分された描写が強調されてきました。このため、今なおこの戦いは二項対立論的な観点で解釈されています。 九州地域においても同様です。しかし、加藤清正の行動について見ていくだけでも、「細川の味方として木付(築)城を加勢する」として「東軍」に分類されますが、その意図は検討の余地があります。 本シンポジウムでは、関ヶ原合戦における諸大名の行動原理を深く掘り下げ、単純に東軍・西軍に二分割するのではなく、九州地域における諸将の動向を具体的に描き出すことを目指します。専門家の研究と議論を通じて、歴史的な出来事の多面的な解釈、新たな視点から関ヶ原合戦とその影響について理解を深めていきます。



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演題:「関ヶ原」の戦いと九州

中野 等
なかの ひとし  

(九州大学大学院 比較社会文化研究院 教授)
福岡県生まれ。九州大学大学院中退、博士(文学)。柳川古文書館学芸員を経て現職。専門は中近世移行期で、戦国時代から江戸時代の前期を対象としており多くの著作を持つ。豊臣秀吉、黒田長政や立花宗茂などに関する研究成果をあげている。

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演題:美濃関ヶ原の戦いの真相と大名たちの行動原理

渡邊 大門
わたなべ だいもん  

(株式会社歴史と文化の研究所 代表取締役)
神奈川県生まれ。仏教大学大学院博士課程修了、博士(文学)。早稲田大学エクステンションセンター講師なども務める。中世から近世が専門で、学術論文から一般向けの歴史書まで、多方面に向けて多数の著書を発表している。

パネリスト

白峰 旬
しらみね じゅん  
(別府大学教授)
三重県生まれ。上智大学大学院博士前期課程修了。名古屋大学にて博士(歴史学)の学位を取得。近世城郭の研究からはじまり、現在は関ヶ原合戦の研究において新たな指摘を多数行っている。今回はリモートによる参加。
パネリスト

山田 貴司
やまだ たかし  
(福岡大学准教授)
福岡県生まれ。福岡大学大学院中退、博士(文学)。熊本県立美術館主任学芸員を経て現職。南北朝時代から江戸時代初期にかけて地域権力論などを研究。また、美術館学芸員時代に「加藤清正展」を担当している。


日 時 / 会 場
令和5年10月29日(日)
13:00〜16:30(12:30より入場開始)
くまもと県民交流館パレア
パレアホール
〒860-8554 熊本市中央区手取本町8番9号



参 加 方 法

事前申込受付は終了しました
沢山のご応募ありがとうございます


FAQ
Q. 参加費用はかかりますか?
A. かかりません。参加無料です。

Q. 1申込で何人まで参加できますか?
A. 2人まで御参加いただけます。

Q. 事前申込を行わなくても参加できますか?
A. 事前申込は必須ではありませんが、参加状況により当日御入場いただけない場合があります。

Q. 車椅子での参加はできますか?
A. 事前にお伝えいただければ、席の設定等対応いたします。


お問い合わせ先
電話 096(381)2267(平日9〜15時)
※ 電話での申込受付は行っておりません。

メール 30th★kyubunken.jp
※ ★を@に置き換えてご利用ください。
返答には日数をいただく場合がございます。ご了承ください。


チラシのダウンロード
当シンポジウムのチラシのPDFをダウンロードいただけます。
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